【カルーゾ】
※喉頭癌に倒れた伝説のオペラ歌手、カルーソーの晩年をテーマをにしたカンツォーネ!恋人(娘)へ別れと、諦観を歌い上げるルチオ・ダッラの名曲!
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みなさま、おはようございます。村上リサです。
ときどき、耳にするフレーズで気になることがあります。
私は素人(しろうと)だから、・・・・・。
謙遜しているようにも感じられるし、ご本人が萎縮しているようにも感じます。
同じように音楽(歌)と関わっていても、しかも同じジャンルで歌っていても、ときどき耳にするのです。
プロと素人!
詳しいことは調べてはいませんし、いろいろな定義はあるでしょうが、「あくまでも、職業意識上の概念なのかな?」などと思ったりもしています。
だた、言えることは、一度舞台に立ったら、「演奏者と聴き手しか居ないのではないかな?」と思います。
歌だけで生活費のすべてを稼げれば、職業歌手ということになりますが、素人が職業歌手以上に魅力的な歌を歌ってはいけないわけではありません。
元々、人と歌を比較してどちらが上とか言うのは好きではありませんし、絶対的な基準があるわけではないので、だから、コンクールも好きではないのですが、素人ではあっても、自分の演奏が始まったら、演奏し終えるまでは、全責任が自分にあるのです。
演奏の善し悪しは、人によって評価も分かれるでしょうが、少なくとも、今の演奏に納得出来なかったり、萎縮してしまうのであれば、それは、先生のせいでも、会場のせいでも、お客のせいでもありません。
そして、演奏中の全責任は、演奏者が負わなければならないこと。
割と練習が不足していたり、コンディションが悪かったりすると、不安にかられて、つい謙遜したくもなるのでしょう。
確かに、自分も通って来た道のような気がします。
でも、舞台に立ったら、そんな謙遜や萎縮はすてて、自信を持って演奏しましょう。
「自分が一番上手い」ぐらいに思い込んでもいいのです。
自信のない自分のままで、演奏を始めるほうが、聴く方にもその微妙な心理や空気が伝わり、中身のある演奏として響いてこないのです。
返ってそちらの方が、聴き手に対して、失礼だったりします。
聴き手も、演奏に安心して身を委ねることが出来ません。
もちろん、やれることは全てやった、これだけ練習したのだから、大丈夫!というところまで毎回準備できれば、それは最高ですが、歌ばかりが全てではない人にすれば、確かに、少しは不安な要素はないとは限りません。
その時、最初に「私はどうせ素人なのですから、・・・」、と言ってしまうのは楽なのですが、そこで、グッとこらえて、言葉を呑み込み、失敗したときのいいわけの予防線を張らずに、無言で静かに闘志を燃しやして、舞台に立つ!
そうして、演奏する曲にすべてを集中すること。
これが出来るか出来ないかで、演奏のクォリティーが格段に違ってくる。
最初に言い訳してしまうと、演奏上の全ての責任を負い切れておらず、なにか上手く行かなかった時、自分以外のせいにしてします。
すると、そういう人は、同じ類いの失敗をまた繰り返すのです。
ということで、それ以上本質的に演奏がよくなって行かないのです。
もちろん、「技術的なこと」、「心理的なこと」、「その日の体調」などは演奏に大きく影響してきますが、それよりももっと、演奏に対して覚悟を決めると言うか、責任感を持つて向き合うことの方が演奏に大きく影響してきます!
技術やノウハウではなくて、やはり最後は、「聴き手を幸せにしてあげたいとか、聴き手の心に訴えたい!」、など、作品に忠実な「伝え手」、「表現者」としての使命感がそれを支えるものだと思うのです。
「演奏(歌う)」という行為に対して、必要以上に自分を飾った時のブランド品のように、「私ってすごいでしょ!どうですか!!」という気持ち、ナルシズム(多少は誰にもありますが)で向かい合うと、それは、聴き手に伝わるもの。
「誰々さんには負けたくないとか、・・・・」
う〜ん?
いかがなものでしょう?
少なくとも、歌の本質とは、かけ離れていることは確かかな!
結局、最後は、その人が、「歌を使って何をしたいのか?」ということなんでしょうね!
いいとか悪いとかは別にして!

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来春、1月19日(日)の昼と夜に行われる、「青い部屋×キンケロ・シアター」の「Chambre des Chansons 〜受け継がれるシャンソンスピリッツ〜vol.3」、<新春歌合戦スペシャル!>に出演することが決定いたしました。

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